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 ボックスのタイトル : オレ流シネマ斬り
 題名 : パウダー

母胎が外界からの異常な刺激を受けると胎児の遺伝子染色体に深刻な影響を与えるというが、「パウダー」はつまりそのために特異な容貌と超常能力を持って生まれることになったのだろう。

 

パウダースノーの肌そのものの、あまりに無垢なゆえに、地上の汚れに傷つくことを創造主が許さなかったとしか思えぬ衝撃のラストに動揺を禁じえない。

美しく優しく、素直にいとしいと思える映画だ。

 

それにしても、ビデオパッケージのイラストが違和感あるのなあ。まるで、サスペンス映画みたいな雰囲気なの。

あえてそうしたのか?宣伝上の理由でとか。

 

広告内容と中身が違和感ある映画ってわりとあるけど。いまどきのCMで良くあるじゃん。試写会場から出てきた女の子が泣きはらした顔して「涙が止まらなかった」とか言って。SFでもコメディでもアクション物でも、みんな「泣けます」ってさあ。

そろそろ、いい加減にしてくれって。

 

毎日、泣きたいハプニングがオニみたいに襲ってくる生活してたら、映画見てまで泣きたくないよ、トホホ。

 

安定した日常が続くと人間ってのはマヒしてくるようだね。「幸福感」に天井はないってことか。因果な生き物だよね。

 

「かわいそう」って言葉を多用する人間に出会うと、反射的に警戒してしまうのはなぜだろう。「かわいそう」と平気で口に出せるヒトは、「かわいそうな状況」を平気で(ともすれば好んで)正視できるヒトだと思うからか。

 

そもそも「感動」ってのは「泣き」だけじゃないからさあ。「笑い」や「怒り」や「スリル」や「恐怖」も、感受性を磨く「感動」の要素だから。もっと多面的にアピールしたらいいじゃない。

 

だいぶ脱線したけど、女性の泣き顔にはしょせん弱いもんです、男って生き物は、トホホ・・・(?)。

パウダー パウダー   

保安官は亡くなった老人の家の地下室で不思議な少年と出会う。少年はあまりにも白い皮膚ゆえにパウダーと呼ばれた・・・。ファンタジックな感動作。

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