はじめまして。アンジェラ小竹（仮名）です。

このコーナーでは、占いを最大限に人生に活用して、幸運の女神を味方につけるさまざまなヒントを連載していきたいと思います。

私の知っている女性に、「朝のテレビの占いは欠かさず見るけど、いい運勢しか信じない」と断言している方がいらっしゃいます。

これは、ある意味、非常に前向きで建設的な考え方です。

たとえば、私が専門とする西洋占星術によれば、人はまずその誕生日によって、１２星座に分類されますが、実際には一人一人の正確な誕生年月日、時間によって、さらに細分化されます。もっと厳密に運勢を導き出そうとするならば、生まれた場所、性別、そして、周囲を取り巻く人々の誕生年月日なども関わりを持ってくるのです。

すなわち、ウイークデーの朝に放映されているようなテレビでの占いは、最もおおまかな分類の中での運勢の傾向を示したものであるといえます。

天気予報に例えるとわかりやすいかもしれません。

いうならば、１２星座による当日の運勢を放映するテレビの占いは、「天気予報」みたいなものです。

つまり、「関東は晴れの傾向、北海道地方は雨、沖縄は全国的に快晴」といった「おおまかな地域別の」天気予報のようなもので、もっとズームアップすれば、関東でも山地や海沿いの県は雨が降ったり、北海道の山地は雪だったり、沖縄の離島は曇ったりという予報になるのです。

さらには、市町村別でも詳細な地形の条件により天候は異なりますし、もっとこだわれば、都会のビル郡の谷間には絶え間なく強いビル風が吹いていたり、工業地帯には光化学スモックが蔓延していたりと、環境による局地的な変異というものも、天気地図の縮小の度合いを低くして、目標地点をズームアップしていくほどに、「全国の天気」でおおまかに示された予報との差異があらわになっていってしまうわけです。

とはいえ、「雨が降るかもしれない」ということがわかれば、万が一に備えて「傘」の準備ができます。

占いで良く示されるラッキーアイテムやラッキーカラーなどが、この「傘」になるのです。

「おおまかな天気予報」でも、その地方に向かおうとする旅行者にはありがたいもの。

「一日の船出」に備えての心構えとして利用してみるといいかもしれません。

幸運の女神は、賢明な旅人に微笑みかけます。

次号からは、代表的な占いの特性に応じた活用法を数回にわたってお届けしたいと思います。

では、またお会いしましょう。

幸運の女神があなたに微笑みかけますように。

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