第2号掲載「夢のメディア」
2月23日、ニッポン放送が、フジテレビに大量の新株予約権を付与することで、フジテレビの子会社化することを発表しました。
いやはや、なかなかの古ダヌキっぷり・・・フジTVのヒエダ会長、ちょっと気に入りました。
とはいえ、メディアが一致団結してホリエモン叩きをしているかに見受けられるこのところの報道。
フジテレビ会長は「公共性」を主張するが、あたかも世論を操作するかのような一方的な報道がたれ流されている現状に、その正当性が見出せない感が。
そもそもライブドアが目論んでいるのは何か。偏向的な報道により曲解されがちですが、「メディアとインターネットの融合」の目指すところは、
@オンデマンド性
インターネット利用で大衆の要望刻一刻と反映する・・・昨今の報道媒体がメディア(報道する側)主体であるのに対して、大衆(視聴者)を主体とし、タイムリーに世論を反映させた新世代メディアの構築。
Aインタラクティブ性
いわゆる双方向性ですね。一方的な情報のたれ流しではなく、視聴者の欲しい情報から優先して発信する・・・すなわち、
B嗜好性 (視聴者の)を加味した柔軟な報道媒体
・・・といったことのようなのですが、現メディアの報道では、その危険性ばかりクローズアップされているようです。
ライブドアがニッポン放送株を大量に買い付けたことは、その時点において合法であり、モラルに反したことでもなかったはず。(報道によれば“ルール違反”ってことになるらしいですけど?)
むしろ追及すべきは、フジテレビ側の危機管理の甘さと、それを保護するかのように政界まで巻き込んだライブドアバッシングではないかと思うのですが。
「どっちが何パーセント」などと日々あからさまに報道している事態はいかがなものですか?よほどアンモラルな気がするのですが。
ズサンな経営でバブル崩壊を招いた大手(だけ)の銀行をかばってきたように、油断しきった巨大メディアの甘えを庇護するのならば、同様に、四苦八苦している多くの中小企業も助けてあげてはいかがでしょうか。
うがった見方かもしれませんが、ライブドア・バッシングで世論を偏らせようとするかに伺える現状は、ひいては、市場の動向をも操作することにつながるのではと危惧するのです。それこそルール違反であり、「公共性」を欠いてはいまいかと。
ともあれ、冒頭の奇策で反則スレスレ(ってか反則でしょ?これ反則じゃなきゃ、個人投資家はやってられないっしょ〜!)の反撃を見せたフジTVサイド。
追い詰められたホリエモンに「ひよどり越え」(歴史コーナーのバックナンバー見てくださいね♪)さながらの切り札はあるのでしょうか?
はからずも、久々に見応えのあるドラマを提供してくれたフジTVは、早くも打ち切りを望んでいるようですが、視聴者は、さらなるスリリングな展開を期待してますよ♪
最終回は、みんな仲良くハッピーエンドが一番ですけどね!
【楽天ブックス】100億稼ぐ超メール術 1日5000通メールを処理する私のデジタル仕事術
100億稼ぐ仕事術 ( 著者: 堀江貴文 | 出版社: ソフトバンクパブリッシング )
↑あふれる批判のわりに今バカ売れのホリエ本!!購買層は老若男女問わず(なぜ?)↑
2005年2月24日
|